教育

いろんな先生と出会える 「シャッフル授業」交流深まる 中城・津覇小

1年1組で子どもたちの様子を見ながら図工の授業を進める6年1組担任の前田忠久教諭=15日、中城村立津覇小学校

 中城村立津覇小学校(田崎明美校長)は15日、校長はじめ全教諭が参加して、くじ引きで当たった学級で授業を行う「シャッフル授業」を実施した。普段接することの少ない児童と教諭が授業を通して交流することで生徒理解を深めるのが目的だ。授業終了後の廊下は、担任学級に戻る教諭を見送る児童らでごった返し、教諭らも「楽しかった」と笑顔があふれた。

 津覇小では昨年度から「シャッフル授業」を年に2回、1校時ずつ行っている。担任を持つ教諭は1回は担任以外の学級で授業をし、1回は自分の学級で他教諭の授業を見学する。普段受け持っていない児童の様子や、他教諭の対応の仕方を知ることが目的で、教科学習にはこだわらない。今年で2年目だが田崎校長はじめ「他校では聞いたことがない」という取り組みだ。

 高学年しか担任したことがないという6年1組の前田忠久教諭が引き当てたのは1年1組。「漢字で書いていいですかねえ」などとゆっくりした口調で板書しながら、線と色塗りで模様を描く図工の授業をした。最初は距離を置いていた子どもたちも、授業が進むにつれて「できた!」「先生、見て」と目を輝かせた。授業後、喜ぶ小1児童らに囲まれた前田教諭は「自分は6年では『怖い先生』だが、優しく接すると距離が縮まる。6年生にも優しくできるかも」と笑った。

 6年2組前の廊下では仲村幸大さん(11)、新垣祐義さん(12)らが「面白かった」「先生の授業をまた受けたい」と口々に話しながら授業をした小波津久美子教諭を見送った。見学した2組担任の安里茂治教諭は「自分も児童として参加した。説明の仕方も勉強になるし、いつもと違う児童の表情も見られる。自分のクラスに他の先生が入ることに意義がある」と語った。

 自身も授業をした田崎校長は「1回でも授業をすることで『自分の先生』になる。児童は担任以外の先生にも声を掛けやすくなるだろう」と笑顔で語った。

※注:田崎校長の「崎」は、「大」が「立」の下の横棒なし