辺野古阻止へ保守結集 政策集団来月会見、知事も同席


社会
この記事を書いた人 Avatar photo 大城 誠二

 来年の名護市長選と知事選での保守・中道系市町村議らの結集に向け、辺野古新基地建設反対で一致する政策集団「新しい風・にぬふぁぶし」が発足することが22日、分かった。前回知事選で翁長雄志氏を支えた「オール沖縄」勢力の保守・中道系の再構築を図る狙いがある。県内市町村議約30人が参加を表明していて、10月11日に那覇市内で翁長知事同席の上で会見を開く。

 共同代表に前那覇市議会議長の金城徹氏と真栄田絵麻宜野座村議が就き、幹事長に神山正樹名護市議、副幹事長に山川仁豊見城市議が就任する予定だ。
 前回知事選では那覇市議会で当時、最大会派だった保守系市議11人による「新風会」が中心となって翁長氏を支えた。一方、知事選後には会派を離脱する市議が出たり、ことし7月の市議会改選で当時会派の代表を務めた金城徹氏らが落選したりするなどしたため、改選後に「新風会」会派は消滅していた。
 前回知事選で「新風会」が果たした保守・中道系への浸透という役割を、今回発足する政策集団が全県的に担っていくとみられる。
(当銘寿夫)