那覇空港の民営化、調査・検討へ 沖縄県「他県の動向を注視」


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那覇空港の将来像を議論するシンポジウム=21日、那覇市

 沖縄県の川満誠一企画部長は28日の県議会本会議で、那覇空港の民営化について見解を問われ、「他府県の状況も注視しながら、那覇空港の在り方について県内経済界や関係機関と連携して調査・検討する機会を考えている」と述べた。金城泰邦氏(公明)に答えた。

 川満氏は「国土交通省は国管理空港などについて滑走路やターミナルビルを含めた運営の民間委託を進めている。仙台空港では民間による運営が始まっている」などと述べ、今後の検討課題だとの認識を示した。

 那覇空港は施設自体は国が管理し、商業施設を県や航空会社などが出資する「那覇空港ビルディング」が管理している。

 県交通政策課は「仮に国から民営化の話が出れば検討していくが、現段階で国から具体的な話があるわけではない」とした。