「今帰仁の春」シングルに 大城バネサ


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新譜をPRする大城バネサ=那覇市の琉球新報社

 アルゼンチン出身で県系2世の歌手、大城バネサが20日、「今帰仁の春」(ビクターエンタテインメント)をシングル盤として発売した。税込み1300円。3月に発売したアルバム「沖縄のかほり」にも収録されているが「反響が大きかったため、改めてシングルで発売した」と語る。

 今帰仁村の観光大使である大城は、祖父母が同村崎山出身。昨年開かれた世界のウチナーンチュ大会の時、65年ぶりに故郷を訪れた祖母に同行し、親戚や友人と抱き合う姿を見た。大城は「初めて祖父母の生まれ故郷に来た。込み上げる感情があって、この曲ができた」と振り返る。

 カップリングには青山るみが大城をイメージして作詞した「ちゅらちゅら」や普久原恒勇が作曲した「あんまー形見ぬ一番着物(いちばんじん)」などが入っている。