「日本人としての受け入れに感謝」 比残留県系2世、知事と面会 知事「失った期間取り戻して」


社会
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面会後、翁長雄志知事(前列右から3人目)と記念撮影をする仲地リカルドさん(同4人目)や岸本ヤス子さん(同2人目)、親せきら=29日午後12時26分ごろ、県庁

 県出身の父を持つフィリピン残留日本人2世の仲地リカルドさんと岸本ヤス子さんや県内在住の親せきらが29日正午ごろ、県庁で翁長雄志知事と面会した。翁長知事は「たくさんの県民が(移民でフィリピンへ)行き、戦争の厳しい中で苦労されたことはよく分かる。失った期間を取り戻してほしい」と声を掛けた。

 仲地さんは「日本人として受け入れてもらい、感謝している」、岸本さんは「父が住んでいた場所が分かって、とても感謝している」と思いを込めた。【琉球新報電子版】