車の手続き、ネットで 来月から受け付け 総合事務局


この記事を書いた人 大森 茂夫

 沖縄総合事務局は10月2日から、自動車を保有する際に必要な手続きをインターネットで一括してできる「ワンストップサービス(OSS)」の運用を始める。ナンバープレートや車庫証明の取得、自動車税の納付など、現在は購入者や代理人が陸運事務所、警察署、県税事務所の各窓口を訪れて紙で行っている手続きが、事務所や自宅のパソコンからまとめて電子申請・納付できるようになる。

 OSSは離島の宮古運輸事務所、八重山運輸事務所の管内も対象となっている。各機関の窓口での紙による申請・納付もこれまで通り受け付ける。

 電子化は手続きを簡素化して申請者の負担を軽減するのが狙いで、24時間いつでも手続きが可能になる。ナンバープレートや車庫証明書の交付時は、陸運事務所や警察署の窓口で受け取る必要がある。

 国土交通省が整備するOSSは2005年に東京、神奈川、愛知、大阪で始まり、現在は12都府県でナンバープレートや車庫証明などの申請がインターネットでできるようになっている。沖縄でも手続きに関係する県や県警、自動車関連団体のシステムがOSSのネットワークとつながり、申請手続きや税金の電子納付で一元化サービスに対応できるようになった。

 OSSを使った手続きはウェブサイト(http://www.oss.mlit.go.jp/portal/index.html)から行う。