乳がん、自己検診を ピンクリボン 早期発見・治療PR


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乳がん触診モデルを触り、良性と悪性のしこりの触感の違いを確かめる那覇看護専門学校の学生ら=1日、那覇市牧志のぶんかテンブス館前広場

 乳がんの早期発見・早期治療を促すイベント「ピンクリボン沖縄2017」(同実行委員会主催)が1日、那覇市牧志のぶんかテンブス館前広場で行われた。イベントは2008年から乳がん検診月間に当たる10月に毎年開かれている。

 ピンクの衣装に身を包んだ乳がん経験者や医療関係者ら約150人がのぼりやピンクの風船を手に国際通りをパレードする「ピンクウォーク」が行われ、検診の受診を呼び掛けた。

 広場には乳がんの触診モデルが展示され、来場者らは、良性と悪性のしこりの触感の違いを確かめた。定期的に自分で乳房を触り、しこりがないかをチェックする自己検診が大切だという説明を聞いていた。

 宜野湾市から参加した70歳の女性は、3年前に乳がんが見つかり、手術を受けたという。女性は「人ごとだと思っていたので、友人に勧められなければ検査を受けなかった。早期発見でき、友人に感謝。今は周りに検診を勧めている」と話した。早期発見すれば生存率が高まり、治療費も抑えられるという。