与那覇君、俳句で全国特選 「かき氷 練にゅうかけたら エベレスト」


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全国俳句大会に入選した(左から)砂川結彩さんと与那覇健真君、前川尚摩君=3日、宮古島市立鏡原小

 【宮古島】宮古島市立鏡原小(国仲克紀校長)の5年生3人がこのほど、第59回「『奥の細道』羽黒山全国俳句大会」(出羽三山神社主催)に入選した。大会では子どもの部に1986句の応募があり、与那覇健真君(10)が詠んだ「かき氷練にゅうかけたらエベレスト」は最優秀賞に当たる特選に輝いた。他の2人は佳作に選ばれた。

 3人は授業の一環で応募した。与那覇君は、俳句好きの祖父と一緒に普段から俳句を詠んでいるという。「レストランで山盛のかき氷を食べたことを思い出して詠んだ。特選に選ばれるとは信じられない」とはにかんだ。

 砂川結彩さん(10)の作品は「スコールであいあいがさがロマンティック」。砂川さんは「入賞してびっくりした。実際にこういった光景は見たことがないが、アニメのシーンを参考にした」と笑顔で話した。「セミしぐれ先生の声遠ざける」と詠んだ前川尚摩君(11)は「実際に授業がセミしぐれで聞こえなかった時を思い出して詠んだ」と話した。