円盤城間(少年女子)準V えひめ国体第8日


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 【愛媛国体取材班】第72回国民体育大会「2017愛顔(えがお)つなぐえひめ国体」の第8日は7日、愛媛県内で各競技を行い、陸上競技の少年女子共通円盤投げ決勝で城間歩和(中部商)が44メートル32を投げ2位に入賞した。同少年女子A400メートル障害決勝は津波愛樹(同)が1分0秒12で7位に入賞した。重量挙げの少年男子62キロ級では津波古拓也(南部工)がスナッチ3位、ジャーク2位でトータル2位となった。ハンドボール少年女子準々決勝では沖縄が岡山に大勝し4強入りした。ボクシングの成年男子ライトヘビー級準々決勝のジョンソン・ジュリアン(沖水高教諭)は判定で勝利し、準決勝に進出した。埼玉から出場した金城大明(那覇高―東洋大、自衛隊体育学校)も成年男子ウエルター級の準決勝に進出した。レスリングのフリースタイルは成年男子65キロ級の金城希龍(自衛隊体育学校)と少年男子55キロ級の徳比嘉二仁(南風原高)が準々決勝に進出した。

◆記録 納得できず/パワー強化で高みへ

少年女子共通円盤投げ 4投目に44メートル32を出し、2位になった城間歩和(中部商)=7日、愛媛県総合運動公園陸上競技場(屋嘉部長将撮影)

 全国高校総体で1位から10位の選手が国体に集結した少年女子共通円盤投げ。レベルの高い争いの中で、同総体で2位になった城間歩和(中部商)が実力通りの投てきを見せ、44メートル32で準優勝した。「3位以内を目標にしていた」と成績に満足しながらも「記録は納得していない」とちょっぴり悔しさも。うれしさと反省が入り交じった複雑な表情ものぞかせた。

 コンディションは良かった。ターンの入りで左足に体重を乗せ、肩の高さを一直線にし、踏み切りの時にきれいな体勢になることを意識。強い風が吹くも気にせず力強い投てきで1投目から42メートル87を出す。さらに調子を上げ、4投目で44メートル32と伸ばした。しかし、左足に体重を乗せることを意識しすぎ、ターンの入りが慎重に。体全体でスピードを上げられず、自身の持つ45メートル91に届かなかった。

 「4投目ももっと振り切れていたら45メートルは出せた。もっと記録は伸ばせそうな感覚だった」と振り返る。

 沖縄県勢は初日から投てき3種目で入賞が続く。「いい流れできていたので、さらにいい流れで次につなげられた」と笑顔。この冬はさらに筋力トレーニングを中心に行い、パワー強化を図る。全国高校総体と国体で城間の上にいるのは同じ学年の齋藤真希(山形)。「この冬はしっかり練習をし、来年こそは越えたい」と高校集大成の3年での自己ベスト更新とライバルへの雪辱を誓う。
 (屋嘉部長将)