オスプレイ撤回へ決意新た 配備5年で市民集会


この記事を書いた人 志良堂 仁
活動継続に向けて「頑張ろう」と声をそろえる参加者=8日夕、宜野湾市立中央公民館

 【宜野湾】米軍普天間飛行場に輸送機MV22オスプレイが配備されて5年がたったことを受け、「欠陥機オスプレイ配備ゲート前行動5年集会」(同実行委員会主催)が8日、宜野湾市民会館で開かれた。配備に対する抗議行動を続けている市民ら約100人が集まり、5年間を振り返った。オスプレイの配備撤回や普天間飛行場の即時閉鎖に向け、今後も取り組もうと気持ちを新たにした。

 野嵩ゲートで平日早朝の抗議を続ける「普天間爆音訴訟団」原告の一人、赤嶺和伸さんはマイクを握り「子どもたちが危険にさらされている。頭の上を米軍機が飛び交う。子どもたちの学習環境を守るためにお互い頑張ろう」と訴えた。
 毎週月曜日にキリスト教の歌を通じて反対の意思を示している「普天間基地ゲート前でゴスペルを歌う会」の神谷武宏代表は「県民の8割の反対を押し切って5年前に配備された。東京都の首相官邸前や大阪府など、ゴスペルを通じた訴えが全国に広がっている」と説明した。
 毎週火曜日早朝に大山ゲートで抗議している「命どぅ宝・さらばんじぬ会」の玉城毅さんはオスプレイ配備に賛成する市民らと対峙(たいじ)している現状などを報告した。
 「アキノ隊員」と呼ばれるチョウ類研究者の宮城秋乃さんや平和市民連絡会の北上田毅さんも登壇した。【琉球新報電子版】