今年も中秋節を迎えた。毎年、この時期に多くの社会福祉団体が「月餅」を販売しているが、景気が思わしくない中、月餅の売り上げが少なく、団体の経費にしているところでは大きな失望を感じている。
販売が低迷している地域は台湾全土におよび、辺境なところになればなるほど振るわない。雲林県で唯一、月餅を販売している社会福祉団体では、李進勇県長が声を掛けても、売り上げが5割しかない状況である。買い手も、例年は月餅を買って低収入の家庭に配っていたが、今年はそれを取りやめるところもある。
また嘉義県の若竹児教育基金会でも、今年のチャリティーの月餅「愛心月餅」が例年より、2割から3割落ち込んでおり、やはり不景気の影響とみられている。