衆院選、沖縄選挙区に12人立候補 辺野古、振興争点に激戦火ぶた


社会
この記事を書いた人 松永 勝利

 第48回衆院選が10日公示され、午前9時現在で県内の4小選挙区で前職9人、新人3人の計12人が県選挙管理委員会に立候補を届け出た。
 届け出順で、沖縄1区には自民前職の国場幸之助氏(44)、共産前職の赤嶺政賢氏(69)、維新前職の下地幹郎氏(56)、幸福新人の下地玲子氏(59)の4人。
 2区は社民前職の照屋寛徳氏(72)、自民前職の宮崎政久氏(52)の2人。
 3区は無所属前職の玉城デニー氏(58)、幸福新人の金城竜郎氏(53)、自民前職の比嘉奈津美氏(59)の3人。
 4区は幸福新人の富川泰全氏(38)、無所属前職の仲里利信氏(80)、自民前職の西銘恒三郎氏(63)の3人が立候補した。
 第2次安倍政権にとっては2度目の総選挙であり、国民の審判が下される。県内では米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設や沖縄振興の在り方、改憲、消費増税などが大きな争点となりそうだ。
 2014年12月の前回選では、翁長雄志知事とともに辺野古新基地建設反対を掲げた「オール沖縄」勢力の候補者が全4選挙区を独占し、敗れた候補者は全員、比例復活による当選を果たした。前回選の立候補者全員が今回選にも立候補したことから、事実上、同様の選挙構図であらためて県内有権者の審判を仰ぐことになりそうだ。【琉球新報電子版】