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謝花昇の功績、後世に 八重瀬で「偲ぶ会」発足 命日墓前祭や会報発行へ

 【八重瀬】「沖縄自由民権運動の父」といわれた旧東風平村(現八重瀬町)出身の謝花昇の功績を未来に継承していこうと「謝花昇を偲(しの)ぶ会」(金城榮幸会長)がこのほど発足した。9月25日には、生誕記念講演会が八重瀬町中央公民館で開かれ、会員や町民ら約100人が来場し、熱心に耳を傾けた。会では「謝花昇記念会館」(仮称)の建設などに取り組む。


記念講演に熱心に耳を傾ける参加者ら=9月25日、八重瀬町中央公民館

 「謝花昇を偲ぶ会」はことし4月、町内の有志ら約100人が参加して発足した。会では生誕記念講演会や命日墓前祭(10月29日)などを行うほか、年2回の会報「たみくさ」も発行する。

 また、記念会館建設に向けては旧東風平町時代にふるさと創生事業の一部を積み上げた約5億8千万円の基金もあるが、合併後は議論が進んでいない。偲ぶ会では、これまでに八重瀬町の比屋根方次町長や町議会に建設促進を要請、陳情している。

 金城会長は「謝花昇の功績を後世に語り継ぎ、青少年の健全育成と地域の振興発展につなげたい。後世に引き継いでいくためにも記念会館をぜひ造りたい」と話した。


比屋根照夫氏

 9月28日の生誕日を記念して行われた講演会では、偲ぶ会の名誉会員でもある比屋根照夫琉大名誉教授が「近代沖縄の歴史に輝く 謝花民権」と題し講演。「謝花昇は奈良原繁知事と対立し、沖縄の人を救わなければならないと一身を投げ打って沖縄の参政権運動にささげた」とその功績を語った。

 「謝花昇を偲ぶ会」の問い合わせは(電話)098(998)2126(東風平公民館内)。