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島マス塾が復活 琉球大の公開講座で受講生募集 21日から来年1月まで全15回

「島マス記念塾in琉大」の受講を呼び掛ける(左から)琉球大の宮里大八特命准教授、沖縄市社協の積静江会長、金城和彦事務局長=10日、沖縄市社協

 【沖縄】沖縄市で23年間続き、惜しまれつつ廃止された人材育成塾「島マス記念塾」が琉球大の公開講座として復活する。社会人ら受講生を募集している。島マスさんの福祉理念を学びながら、子どもの貧困を中心とした沖縄社会の現状について考えを深める。人材ネットワークを広げていくことも狙う。

 定員20人。「ソーシャルキャピタル構築講座(島マス記念塾in琉大)」の講座名で21日から開始。来年1月末まで毎週土曜の全15回を予定。受講料4730円。

 沖縄の社会的課題、地域資源などを学ぶ。終盤には島マス塾名物の総括討論(ディベート)も行う。

 故・島マスさんは戦後沖縄で地域福祉活動の礎を築き、福祉の母と呼ばれる。塾は沖縄市社会福祉協議会がスタートさせた。理念を受け継ぎ「地域を知り、地域を愛し、地域を誇れる」人材育成を目的に2015年度までの23年間で425人が卒塾し、各分野で活躍している。

 沖縄市社協の積静江会長は理念を引き継ぐ講座開講を歓迎。積会長らと募集を呼び掛けた琉球大の宮里大八特命准教授は「島マスの名を知らない人にこそ集まってもらいたい」と呼び掛け、塾の運営にかかわり続けてきた市社協の金城和彦事務局長は「貧困問題に向き合う人材に横のつながりが生まれることにも期待したい」と話した。

 既に募集を開始している。問い合わせは琉球大地域連携推進課098(895)8998。【琉球新報電子版】