へき地医療貢献 安谷屋さん表彰 宮古病院院長として勤務


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砂川靖保健医療部長(左)から表彰状を受け取る安谷屋正明さん=10日、県庁

 医師として離島などのへき地医療に献身的に尽くした人を表彰する「2017年度へき地医療貢献者表彰」に元宮古病院院長の安谷屋正明さん(67)が選ばれ、10日、沖縄県庁で表彰状の伝達式が開かれた。同表彰の県内の受賞者は安谷屋さんで2人目となる。表彰は全国自治体病院開設者協議会と全国自治体病院協議会の推薦によって決定する。

 安谷屋さんは宮古島市出身で、1982年に宮古病院小児科に赴任後、15年3月に退職するまで32年間にわたり同病院で勤務した。安谷屋さんは「院長職をする中で課題は経営健全化と新宮古病院への移転だったが、若い職員に励まされ、アイデアをもらえたことがよかった。感謝している」と受賞の喜びを語った。

 表彰状を伝達した伊江朝次病院事業局長は「長く宮古病院で勤務しただけではなく、病院経営の上でも後輩の参考になる仕事をしていただいた」と地域医療への貢献に感謝した。