辺野古新基地に反対保守系が結集 市町村議32人、政策集団


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 辺野古新基地建設反対で一致する保守・中道系市町村議らの結集に向け、政策集団「新しい風・にぬふぁぶし」が11日、発足した。前回知事選で翁長雄志氏を支えた「オール沖縄」勢力の保守・中道系の再構築を図る狙いがある。沖縄県内市町村議32人が加入した。今衆院選でも「オール沖縄」勢力の候補者を支援する。

 11日に那覇市内で結成総会を開いた。共同代表に前那覇市議会議長の金城徹氏と真栄田絵麻宜野座村議が就いた。

 金城氏はあいさつで「知事選以降、オール沖縄はややもすると革新勢力に頼り過ぎていた。保守支持者の声を集約し、表現する態勢がなかった。保守勢力の一員として再びオール沖縄の一翼としての気概を示すときだ」と語った。

 結成総会に参加した翁長雄志知事は「沖縄はイデオロギーよりアイデンティティーだ。もう一度、新しい沖縄の保守の在り方を考えて、革新の皆さんも腹八分、腹六分で、皆で心を一つにして頑張っていきたい」と設立を歓迎した。