レスリング・仲里、5冠目土産に凱旋 笑顔で「今は眠りたい」 えひめ国体


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愛媛国体から凱旋したレスリング5冠を達成した仲里優力と県代表選手団ら=11日、那覇空港

 10日で全日程を終えた「2017愛顔(えがお)つなぐえひめ国体」のレスリング少年男子グレコローマンスタイル120キロ級で2連覇し、沖縄県勢初の国内主要大会5冠を成し遂げた仲里優力(北部農林高)が11日、那覇空港に凱旋(がいせん)した。
 同競技の少年男子フリースタイル55キロ級で3位になった徳比嘉二仁(南風原高)や成年男子グレコローマンスタイル130キロ級で5位になった宮國雄太(県レスリング協会)らも一緒に空路、戻った。

 国体2連覇、5冠を達成した仲里は「しっかり優勝を勝ち取ることができて、ほっとしている。5冠を取った実感はまだない」と振り返った。取材陣に沖縄に戻ってきてやりたいことはと聞かれた仲里は「疲れたので今は眠りたいですね」と笑った。

 今大会は2012年の岐阜国体6位以来のレスリング男女総合成績8位(53・5点)の好成績を獲得した。「お家芸」といえる活躍に、屋比久保監督は「40点を超えたのは初めてで大台に乗った。今は体を休めてまた次に向かい頑張ろう」とたたえ、さらなる選手の成長に期待した。