防衛相「米軍から聞いて判断」 県などの飛行停止要求に


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小野寺五典防衛相

 【東京】小野寺五典防衛相は12日午前、米軍普天間飛行場所属のCH53E大型輸送ヘリコプターが東村高江に不時着し炎上した事故を巡り、県などが同型機の飛行停止を求めていることについて、この日面談するシュローティ在日米軍副司令官から聞き取りして判断すると述べた。防衛省で記者団の取材に答えた。

 小野寺氏は12日、国内不在のマルティネス在日米軍司令官に代わり、シュローティ氏と面談し事故の詳細を確認するとしており、飛行停止要求については「シュローティ氏から話を聞いて私どもとして判断したい」と述べるにとどめた。

 日本政府は11日中に外務省、防衛省などが米当局に遺憾の意を伝えた。12日にはハワイ出張中の河野克俊統幕長が米太平洋軍のハリス司令官に対し事故原因の究明、再発防止、安全管理の徹底、詳細な情報提供などを申し入れた。【琉球新報電子版】