高江米軍ヘリ炎上で国に抗議へ 富川副知事 ニコルソン四軍調整官「墜落ではない」強調


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牧草地帯へ不時着、炎上した普天間基地所属のCH53ヘリ=12日午前8時57分ごろ、東村高江(小型無人機で撮影)

 11日の高江米軍ヘリ炎上を受け富川盛武副知事は、12日午後から外務省と沖縄防衛局の関係者を県庁に呼び抗議する考えを示した。13日には上京し、防衛省や外務省など各関係機関へ改めて抗議する予定。

 富川副知事は事故後、在沖米軍トップのニコルソン四軍調整官から11日午後電話があり「CH53ヘリが不時着したが、クラッシュ(墜落)ではない。乗員は全員避難をし、けが人はいなかった」と伝えられたという。

 墜落か否かについては何度も確認し、ニコルソン四軍調整官は「墜落ではない」と何度も強調した。今回の事故を受けて謝罪はなかった。【琉球新報電子版】