【東京】在日米軍は12日、東村高江での米海兵隊CH53E大型輸送ヘリの不時着、炎上事故を受け、同型機の運用停止を決定した。在日米軍のシュローティ副司令官が同日、防衛省で小野寺五典防衛相に伝えた。小野寺氏が会談後、記者団に明らかにした。
小野寺氏によると、シュローティ氏に対し(1)安全が確認されるまでの同型機の運用停止(2)同型機の専門的知見を有する自衛官の事故現場への派遣(3)ほかの海兵隊航空機の安全確認―の3点を求めた。
シュローティ氏は(1)の運用停止と(2)の自衛官の派遣に同意。既に同型機の飛行を停止している。自衛官の派遣は12日中に実施するという。
オスプレイなど事故やトラブルが相次ぐ別の海兵隊機の安全確認について、シュローティ氏は「上司と相談し対応したい」とした。【琉球新報電子版】