放射線量“異常なし” 高江ヘリ 防衛局調査


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 沖縄防衛局は13日に引き続き14日も事故現場の放射線量の調査を実施した。矢ヶ崎克馬琉大名誉教授が調査した場所とほぼ同地点みられる所で、空気中と地面に近い地表部の放射線量をそれぞれ計測した。防衛局は2日間の調査結果について「一般環境中と比べても差異はない」と発表した。だが、具体的な数値は明らかにしていない。この結果については県とも共通認識を確認したとした。

 防衛局による放射線の調査は当初13日のみの予定だったが、地元の不安の声などを受け、急きょ14日も実施した。

 近隣の住民にも調査結果を伝えたという。今後の調査予定は未定だが「状況に応じて対応していきたい」としている。

 詳細な調査結果については公表が可能になった時点で「速やかに関係自治体に情報提供する」とした。

 14日は、事故現場付近の牧草地には午前から数台の米軍車両が出入りした。午後2時すぎには、機体近くの米軍テント横に米軍が新たな照明を設置する様子が確認された。

※注:矢ヶ崎克馬氏の「崎」は、「大」が「立」の下の横棒なし