【中国時報】周辺諸国との連携方針説明 閣僚級招きシンポジウム


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 遠景基金会が主催するシンポジウム「玉山論壇」がこのほど、米国、日本、フィリピン、インドネシアなどの各国の閣僚級を招いて開催された。蔡英文総統は政府が実施する「新南向政策」について、今後の方針を説明した。

 「新南向政策」は、台湾と東南アジア諸国の連携を強化していくもので、現政権の基本政策の一つである。蔡総統は「アジア諸国は変化しており、台湾も変化しなくてはならない」と述べ、大陸が推進する「一帯一路政策」(21世紀の陸上・海上のシルクロード経済圏構想)を補完する必要があるとした。

 その上で東南アジアの諸国の人材育成や内需拡大ための産業育成、インフラ建設などに力を入れ、台湾の影響力を高めていくことを強調した。