マチグヮー文化継承を のうれんプラザが完成 11月1日本格的に開店


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のうれんプラザの落成を祝ってテープカットする那覇市農連市場地区防災街区整備事業組合の新垣幸助理事長(中央)ら=17日午前11時50分、那覇市樋川

 「県民の台所」として親しまれてきた那覇市樋川の農連市場などが移転する新施設「のうれんプラザ」が17日に完成し、式典が開かれた。一部飲食店や青果店などでは営業を始めている。本格的な開店は11月1日予定。現在の市場は月末までに閉鎖する。

 施設は1~2階が店舗で3階が96台駐車可能の駐車場。施設には約120店舗が入居する。

 同日午前に開かれた式典で、農連市場地区防災街区整備事業組合の新垣幸助理事長は「マチグヮー文化を継承する豊かなまちづくりにまい進したい」と意気込んだ。のうれんプラザ管理組合の備瀬守理事長は「昔ながらの『相対売り』を継承しながら、多くの人でにぎわう施設になるよう取り組みたい」とあいさつした。【琉球新報電子版】