【東】米軍CH53Eヘリが東村高江に不時着し炎上した事故で、沖縄防衛局と県は18日午前、現場周辺の牧草地などで13日と17日に実施した環境調査の結果を高江区と地主に説明した。
放射線の測定結果について「まったく特異な数値は出ていない。安全だ」と強調した。
防衛局の中嶋浩一郎局長が高江区の公民館を訪れ、仲嶺久美子区長と牧草地を所有する西銘晃さん(64)らに調査結果を説明した。
中嶋局長は、放射線の調査結果について「自然界とまったく変わらない数値だ」と強調した。消火活動に当たった消防士の服についても調べ、異常な数値は出なかったと説明した。
西銘さんは、説明を受け「安心した。風評被害が消えるまで打ち消してほしい」と答えた。
仲嶺区長は取材に「専門家ではないので数値的なことはよく分からないが、信じるしかない」と話した。
防衛局と県は午後3時から県庁で記者会見を開き、調査結果を公表する。【琉球新報電子版】