事故現場、土入れ替えへ 3ヘクタール、来月にも着手 沖縄防衛局


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 【東】東村高江でのヘリ炎上事故を受け沖縄防衛局は20日、牧草地の所有者である西銘晃さん(64)に対し「事故現場周辺の土を約3ヘクタール分入れ替えする」と伝えた。米軍ヘリCH53Eの炎上で何らかの影響があるとし、全て国の負担で処理する。

 沖縄防衛局は土の入れ替えの完了は来年8月になる見通しであると伝えた。西銘さんは事故現場周辺の土地は約2ヘクタールだとし「3ヘクタールもやると、時間がかかってしまう。必要最小限の量でいい」と沖縄防衛局に話すと、最短で2月ごろになる見込みであると説明があった。西銘さんは「それでも長過ぎる。土を新しいものにしてしまったら、もう今までのような質のいい牧草ができなくなる」と話した。

 土の入れ替えは機体を全て撤去し、沖縄防衛局や県、米軍による土壌調査を終えてから11月中にも作業が始まる見込み。大型車両を使用する予定で、牧草地までの道が舗装されておらず、砂利を敷き詰めて進入路を整備するため、時間がかかるという。