箱根駅伝話題 「なんとしても10人に」 田島光、頭角現し「学連」メンバー


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 南風原町出身の田島光(知念高―関東学院大3年)が、2018年1月2~3日に開催する第94回箱根駅伝の関東学生連合チームのメンバー16人として選出された。関東学生陸上競技連盟が20日までに発表した。大会は10人でたすきをつなぐ。走者を決める最終選考の実施は未定だが、田島は「なんとしても10人の中に入りたい」と本番へ向け意気込みを表している。

 田島は中学時代は野球に打ち込んでいた。地区陸上大会の長距離で優勝したことがきっかけで、高校入学後に本格的に陸上の長距離に取り組んだ。

 高校時代は全国大会など特に目立った成績は残せなかったが、大学入学後にめきめきと記録を上げていった。毎年1万メートルの自己ベストを更新。大学の陸上部での練習について「実力が上の仲間と練習に励むことができている。良い環境で、刺激になっている」と話す。

 身長は166センチ、体重49キロ。中学時代の51キロから長距離向きの体に絞り込んでいる。箱根駅伝に向けた関東学生連合チームの選考会(14日)には昨年に続いて出場した。20キロを走り、昨年の62分20秒から、今回は61分29秒と大幅にタイムを縮めた。順位は14位となり、登録メンバー入りを決めた。2月に右足首にけがを負い、まだ万全ではないという。「本調子ではない」としつつも、年明けのレースに備え、追い込みを掛けていく。(喜屋武研伍)