プロバスケットボールBリーグ1部の琉球ゴールデンキングスは21日、島根県の松江市総合体育体育館で島根スサノオマジックと今季第6戦を行い、69―75で敗れ、連勝は5で止まった。
第1クオーター(Q)からシュートが入らず、攻撃の不調が守備にも影響し、歯車がかみ合わずに前半を29―37で折り返した。
後半、勢いをつかみかけてもターンオーバーや相手のビッグプレーで流れを維持することができず、終始、苦しい展開から抜け出せなかった。
島根とのアウェー第2戦は、22日午後1時35分から同体育館で試合を行う。
島根(3勝4敗)
75―69(19―10,18―19,19―22,19―18)
キングス(5勝2敗)
佐々宜央HC(キングス)の話 4Q続けて19点取られている。こっちがターンオーバーが多かった。島根はアウトサイドが得意な選手が多く、3点弾を打たせてしまったのが問題で、島根のペースでいってしまった。開幕戦の渋谷戦でもアウトサイドを楽に打たせて同じ負け方している。反省して明日(22日)の準備をしたい。
◆機能不全、粘りに屈す
5連勝中で勢いに乗っていると思われたキングスだったが、序盤から歯車がかみ合わず、今季2部から昇格した島根スサノオマジックを相手に自分たちのバスケを展開することができず、手痛い敗北を喫した。
第1Qからオープンのシュートが何度もリングに嫌われ続けた。守りでは、昨季までキングスでプレーした波多野和也に何度も得点を許したほか、島根にオフェンスリバウンドを奪われ、反撃の機会がなかなかつかめない。アイラ・ブラウンがファウル2つで田代直希と変わると、ゴール下のミスマッチを突かれるなどして前半で8点差を付けられた。
第3Qは岸本隆一のミドルシュートや、ヒルトン・アームストロングがインサイドで見せ場をつくり、じわりじわり詰めて5点差で第4Qに突入。しかし、キングスの決定力が最後まで伸び悩む一方、島根の土壇場の粘りを崩せず、後味の悪い敗戦となった。
開幕戦の敗北以降、底力を見せてきたが、島根戦では機能せず、課題を残した。主将の岸本隆一は「気の緩みだったり、気持ちの部分でやられた。明日は修正して良いバスケをして、島根にエナジーから上回りたい」と、明日の勝利に向け気持ちを切り替えた。