【衆院選】波照間島から海保ヘリで投票箱移送 台風で船便欠航


この記事を書いた人 志良堂 仁
波照間島から海上保安庁のヘリコプターで投票箱を移送してきた投票管理者ら=22日午前11時ごろ、石垣市の第11管区海上保安本部石垣航空基地

 【波照間島=竹富】第48回衆院選で21日に投票された竹富町波照間島の投票箱が22日午前、海上保安庁のヘリコプターで、開票作業を実施する石垣島に移送された。台風の影響で船便が欠航したためで、町選挙管理委員会によると、ヘリでの移送は初めて。

 9つの有人離島がある竹富町では通常、設定された投開票日の前日に投票し、船便で石垣島に投票箱を移送している。町選管は石垣海上保安部や石垣航空基地にヘリでの移送を依頼し、調整を進めていた。
 午後0時30分現在で西表島と黒島で船便の終日欠航が決定していることから、町選管は対応について県選管に相談しているとした。
 波照間島から投票箱を移送した同島投票管理者の船附伸章さん(57)は「大事な選挙なので、無事に運ぶことができて良かった」と胸をなで下ろした。【琉球新報電子版】