琉球コラソン逃げ切る 北陸電に25―22 JHL


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 日本ハンドボールリーグ(JHL)の琉球コラソンは福井県の北陸電力福井体育館フレアで北陸電力と対戦し、25―22で勝ち、通算成績は4勝5敗となった。

 前半は連戦の疲れから足が動かない場面も見られたコラソン。横一線守備やGK内田武志のセーブで簡単にゴールを割らせなかった。攻撃は村山裕次と石川出を中心に得点を重ね13―10で折り返した。

 後半出だしは、福田丈のシュートからの3連続得点で試合を有利に進める。攻撃のミスや相手の変化のある守備で得点を伸び悩んだが、最後は石川、三村裕幸のシュートで逃げ切った。

 次戦は29日午後2時から、宜野湾市立体育館でトヨタ紡織九州と戦う。

▽男子
琉球コラソン(4勝5敗)
25―22(13―10,12―12)
北陸電力(9敗)

◆守り堅く競り勝つ

 前半のリードを守り切った琉球コラソンが北陸電力を25―22で下し、勝利を手にした。しかし、シュートが思うように決まらず、点差は離れなかった。水野裕紀選手兼監督は「勝ったのは良かったが、もっと点差があって良かった」と攻撃面のミスなどを指摘し、試合内容には注文を付けた。

 連戦の疲れから、前半は動きが鈍く、ボールが動かない場面も見られた。そんな中、横一線守備が機能。シュート阻止率45・9%のGK・内田武志の活躍もあり、北陸電力に簡単に得点を許さなかった。一方、攻撃では石川出、村山裕次を中心にセットプレーなどで得点を重ねた。

 後半は3連続ゴールでいい流れの出だしだったが、攻撃でのシュートやパスのミスなどで北陸電力に逆に攻められた。北陸電力のラインを上げた横一線守備や3―2―1守備を織り交ぜるシステムにも対応できず、点差は縮まった。しかし、最後は石川、三村裕幸の連続ゴールで振り切った。

 シュート数が相手よりも3本少ない45本だった。守備が良かっただけに、攻撃のミスは課題となった。

 アウェー6連戦を終え、29日に久々にホームで試合する。水野選手兼監督は「ホーム戦はしっかりと結果を求めにいきたい」と意気込んだ。