ナビィータU-18が連覇 サッカー九州女子ユース


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 サッカーの第21回九州女子ユース(U―18)選手権大会は21、22の両日、佐賀県の県総合運動場球技場などで行い、沖縄県代表として出場したヴィクサーレ沖縄FCナビィータU―18が優勝し、大会2連覇を達成した。決勝はPK戦にもつれ込む中、大分トリニータレディースに粘り勝った。優勝は3回目。来年1月に大阪で開催する全日本女子ユース選手権に出場する。

 ナビィータは1回戦を5―1で快勝すると、準決勝も点の取り合いを制し、4―2で益城ルネサンス熊本フェニックスFCを退け、決勝に進んだ。決勝は大分トリニータレディースと対戦し、開始早々に先制するもその後は互いに取り2―2で延長戦へ。延長も1―1となりPK戦での決着となり、4―3で勝利した。

◆選手の集中力に合格点/PK勝利で具志堅監督

 「初めて挑んだ大会で、とても緊張した」と振り返るヴィクサーレ沖縄FCナビィータU―18の具志堅海理監督。決勝は1点を争う胃の痛くなるような展開だったが、選手は落ち着いていた。PK戦で勝ち切った内容に、「堂々としていた」と指揮官も選手の集中力に合格点を付けた。

 決勝は前半1分、高良琴音が先制ゴールを決め、後半26分は永石珠璃愛が追加点を挙げた。しかしここから、追い上げに遭い、ロスタイムで追い付かれた。延長でも前半3分、玉城薪瀬のPKで勝ち越したが、後半に再び同点とされた。

 競り合う中での連覇に、金城妃那主将は「とてもいい収穫だった」と振り返り、逆転されなかった守備に手応えを感じた様子。「課題はたくさんあるので、改善して全国でも通用するチームにしたい」と成長を誓った。