【中国時報】沖台で交換消防訓練 東部消防・浦崎さん、中国語での救助学ぶ


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 基隆市消防局は、今年10月に初めて沖縄の消防本部と隊員を交換して訓練を受ける試みを行った。そのうち沖縄県から来た25歳の消防隊員・浦崎直力さんは6月に来台した。台湾で5カ月の訓練を受け、10月18日に修了証書を受け取った。浦崎さんは中国語の勉強に興味があり、台湾で学べたことをとても喜んでいるという。

 隊員の交換訓練制度は、基隆市政府消防局と沖縄の東部消防組合消防本部が協定書を交わして実現したもの。東部消防本部が将来的に通訳を介さずに、中国語話者に直接病状を聞き出して応急処置など救助し、救護率のアップにつながることを期待するものである。

 来年1月には台湾の消防隊員が初めて沖縄で訓練を受ける予定で、相互交流と救護訓練を受ける。