発祥の誇り、力強く 「空手の日」奉納演武


この記事を書いた人 平良 正
「前里ヌンチャク」でキレのある技を披露する県指定無形文化財保持者の仲本政博氏=25日、豊見城市の沖縄空手会館(大城直也撮影)

 25日は沖縄空手の発展に向けて定められた「空手の日」。空手の日を記念して豊見城市にある沖縄空手会館の特別道場「守禮之館」で、沖縄伝統空手道振興会幹部や県指定無形文化財保持者による奉納演武があった。集まった約280人の関係者や外国人空手愛好家らは先人から受け継がれてきた沖縄空手の技に魅了された。

 各流派代表者が「パッサイ」や「テンショウ」、「クーサンクー小」などの形(型)を披露したほか、県指定無形文化財保持者の仲本政博さん(79)が素早く相手を取り押さえる演武「前里ヌンチャク」をキレのある動きと力強さで披露した。

 29日には「空手の日記念演武祭」が那覇市てんぶす館前広場や国際通りトランジットモール内で開かれる。約2千人による一斉演武などが披露される。