巨大な実、何?「教えて」 1・2キロのかんきつ類 八重瀬町の諸見里さん


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諸見里さんの庭でなった実(左)。温州ミカンと比べると巨大さが分かる

 【八重瀬】この実何の実? 沖縄県八重瀬町後原の諸見里真盛さん(87)の自宅の庭に、子どもの頭ほどの大きな緑色の実が鈴なりになり、道行く人を驚かせている。妻の政子さん(79)は「ボンタンかと思っていたが、本で調べてたら実の色が違った。今年は去年よりもいっぱい実がなっているが、何の実か、いつが食べ頃かも分からない。誰か教えてほしい」と不思議な実の正体を知りたがっている。

道行く人も気になっている子どもの頭ほどの大きさの不思議な実=八重瀬町後原

 諸見里さんの庭には、シークヮーサーやアテモヤなどかんきつ類が多く植えられている。不思議な実を付ける木は、10年ほど前に諸見里さんが植木市で苗木を購入した。3年前に初めて実を付け、去年は16個、今年は30個なっている。直径約25センチ、実の周りの長さは約50センチ、重さ約1・2キロ。

 諸見里さん一家は最初、ボンタンだと思っていた。しかし、本で調べるとボンタンは中が赤いが、この不思議な実は白い。食べ頃がいつか分からないという政子さんは去年、皮の色が少し黄色っぽくなってから食べてみた。皮は1・5センチほどの厚さがあるが、甘みがあっておいしいかったという。

 今年も皮の色が少し黄色がかってきた。「そろそろかと思うので、一つ取って食べてみようかな」と政子さんは笑った。