ウチナー文化 北米魅了 県芸能団 カリフォルニア公演


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「ダイナミック琉球」を踊る沖縄文化芸能団のメンバー=26日、米カリフォルニア州のトーランス・カルチュラル・アーツ・センター

 10月30日の「世界のウチナーンチュの日」に合わせ、県の「沖縄文化芸能団」による芸能公演が現地時間の26日夜(日本時間27日)、米カリフォルニア州ロサンゼルス郊外のトーランス・カルチュラル・アーツ・センターで行われた。海外の県系人らに沖縄の芸能や文化を発信するのが目的。北米沖縄県人会(エディー・カミヤ会長)芸能部と共演した。集まった観客約300人は沖縄文化を融合させた舞台に魅了された。

 公演は、演出家・脚本家である平田大一さんが監修・演出。若者を中心に琉舞やエイサー、空手、民俗芸能など融合した舞台をリズミカルに展開した。中でも石垣島の豊年祭でみこしに担がれた西と東の大将が演舞を繰り広げて戦う「ツナヌミン」では、みこしの上に立った根間彩葉さん(17)、横田大河さん(18)が担ぐ県系人のボランティアらと一体となって演じ上げた。
 舞踏集団「花やから」も出演。公演後、徳田恵梨香さん(29)と花城愛美さん(26)は「いろんな団体が同じ舞台でダイナミック演舞できたので、とても感動した」と話した。
 「沖縄文化芸能団」は29日にはブラジル・サンパウロで公演を行う。(当銘貞夫通信員)