【台風22号・28日午後3時現在】吹き返しに警戒 停電、8430戸に拡大


この記事を書いた人 志良堂 仁
台風22号の進路予想図(気象庁ホームページから)

 沖縄気象台によると、台風22号は28日正午現在、沖縄本島地方に最も接近している。暴風域を伴ったまま北上する見込み。本島地方では一時的に風が弱まっている場所もあるが、今後、吹き返しが強まるとみられる。沖縄気象台は28日夜遅くまで暴風や土砂災害に警戒するよう呼び掛けている。

 台風22号は、28日正午には那覇市の東約50キロにあって、1時間に約25キロの速さで北へ進んでいる。中心の気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は45メートルで、中心から半径150キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっている。
 沖縄地方の沿岸の海域では、29日にかけてうねりを伴った高波に警戒が必要。
 沖縄電力によると、28日午後2時現在、読谷村で2930戸、うるま市で1430戸、嘉手納町で1220戸、恩納村で520戸、八重瀬町で320戸、南城市で260戸、糸満市で250戸、国頭村で230戸、浦添市で220戸など26市町村で計約8430戸が停電している。【琉球新報電子版】