移動販売車で地域元気に Aコープ久米島町、買い物弱者支援


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
買い物弱者支援のため運行を開始した移動販売車

 【久米島】JAおきなわAコープ(島袋宗泰社長)と久米島町は17日、売店のない地域での高齢者ら買い物弱者支援として、移動販売車の運行を開始した。本年度は試験的な運営を行い、Aコープ久米島店を拠点に6字を巡回する。久米島町役場仲里庁舎で行われた出発式では関係者らがテープカットを行い、移動販売車の地域への貢献に期待を込めた。

 JAおきなわAコープの島袋社長は「移動販売車は近所の人たちと顔を合わせるコミュニティーの場としても重要な役割を果たしている。この事業が1人暮らしの人の見守り活動などにつながり、人や地域が元気になってほしい」と述べた。山城区の渡慶次朝夫区長は「移動販売車に期待している。定着し、ずっと続いてほしい」と話した。

 移動販売車は、地方創生交付金「小さな拠点づくり推進事業」を活用し、町が購入した。運行時間は、火曜日が仲村渠公民館(午後1時半到着予定)、具志川公民館(午後2時20分到着予定)、山城公民館(午後3時20分到着予定)。木曜日が上阿嘉公民館(午後1時半到着予定)、下阿嘉公民館(午後2時20分到着予定)、島尻公民館(午後3時20分到着予定)。
(中島徹也通信員)