水との関わり考える 水シンポジウムinおきなわ 提言全国発信も


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沖縄での水と人との関わりを踏まえ全国に提言を発信する「第22回水シンポジウム2017inおきなわ」=31日午前、那覇市のタイムスホール

 産官学と市民が水について考える「第22回水シンポジウム2017inおきなわ」が31日、那覇市のタイムスホールで始まった。今回は「美ら水の恵み―沖縄から水との結びつきの大切さを考える」をテーマに、沖縄の水と生活との関わりについての議論を通して提案を全国に発信する。1日は県内の水辺空間を視察する。

 実行委員長の清水康行北海道大教授は、開会あいさつで「水シンポは、豪雨洪水災害にどう対処するか、水不足にどう向き合うか、沖縄の美しい水辺環境をどう守り、子どもに残していくかなどについて意見交換する。沖縄からのメッセージを発信できればと考えている」と述べた。

 来賓あいさつで富川盛武副知事が、翁長雄志知事のあいさつを代読し「本県の特性を踏まえ今回、美ら水の恵みをテーマとして水と人びとの生活の結びつきについて幅広く意見交換いただけることは大変有意義だ。沖縄の経験を踏まえた提言を全国に発信していただけることを願っている」と述べた。【琉球新報電子版】