独自の世界観国内外で高く評価 アートキャンプが開幕 障がい者26人の芸術作品200点を展示


この記事を書いた人 Avatar photo 宮城 久緒
独自の表現をした展示作品に見入る来場者ら=31日午前、那覇市おもろまちの県立博物館・美術館

 独自の表現世界を持つ障がい者の芸術作品を展示するアートキャンプ2017展「素朴の大砲」(主催・アートキャンプ2001実行委員会、社会福祉法人若竹福祉会)が31日、那覇市おもろまちの県立博物館・美術館で始まった。11月12日まで。観覧無料。県内外の作家26人が創作した計200点余の作品を展示している。

 「素朴の大砲」展は2001年に浦添市美術館で初めて開催して以降、不定期で開催しており、今回は4年ぶり5回目。同展に参加した作家の作品はこれまでに国内外で高く評価され、フランス、スイス、英国などでも展示されてきた。

 31日午前に開かれたオープニングセレモニーで、主催者のアートキャンプ2001実行委員会の朝妻彰代表は「日本を飛び越え、世界にも注目されている。作品の魅力を全県民に発信したい」と強調した。出展している作家を代表し志多伯逸さん(23)=宜野湾市=は「たくさんの作品がある。時間の許す限りご覧ください」と呼び掛けた。

 問い合わせは社会福祉法人若竹福祉会090(1943)8675。【琉球新報電子版】