紅イモで日焼け止め 球陽高生が全国5位 化学コンテスト


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紅イモで製作した日焼け止めについて発表する球陽高校の岸本玲奈さん(左)と下門あいかさん=29日、愛知県の名古屋市立大学(福本晃造琉球大准教授提供)

 全国の高校生が化学研究の成果を発表する「第14回高校化学グランドコンテスト」(名古屋市立大学など主催)の最終選考会が28、29日、愛知県の同大で開かれ、紅イモの成分から日焼け止めを作製した過程を報告した球陽高校が5位相当の審査委員長賞に輝いた。

 2年の岸本玲奈さん、下門あいかさんと1年の仲尾優希さんで研究した。紅イモから紫外線吸収物質を抽出、エタノールを配合して日焼け止めを作製。6月の同高文化祭で生徒や来場者に試してもらい、高評価だったが、べたつきを感じた人もいたと報告した。

 岸本さんは受賞に「まさかもらえると思っていなかった」と驚いた様子。岸本さんは「今後、より本格的に取り組みたい」と意気込んだ。

 コンテストは全国の高校から応募100件があり、10組が最終選考に残った。