優作23位浮上 正岡51位で通過 平和PGMゴルフ第2日


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第2日、4番でセカンドショットを放つ宮里優作=3日、恩納村のPGMゴルフリゾート沖縄(具志堅千恵子撮影)

 男子ゴルフの平和PGM選手権第2日は3日、恩納村のPGMリゾート(7005ヤード、パー71)で行い、賞金ランキング2位につけている宮里優作は、4バーディー、1ボギーと安定したゴルフでスコアを伸ばし、通算1アンダーの141とし、23位に順位を上げた。正岡竜二は3バーディー、5ボギーと苦しんだものの通算3オーバーの145、51位で予選を通過した。

 朴相賢(韓国)がボギーなしの1イーグル、3バーディーの66で回り、通算8アンダーの134で首位に立った。1打差の2位に手嶋多一が続いた。

 通算6アンダーの3位に昨季賞金王の池田勇太、5アンダーの4位にチャン・キム(米国)と宋永漢(韓国)がつけた。賞金ランキングトップの小平智は2アンダーの16位。

 3オーバーまでの61人が決勝ラウンドに進み、石川遼は11オーバーの98位で4週連続の予選落ちとなった。

第2日、1番でティーショットを放つ正岡竜二

 県勢の富村真治、嘉数光倫、宮里聖志、アマチュアの富本虎希(興南高―大阪学院大1年)、多良間伸平(宮古総実高2年)は予選落ちした。(観衆2273人)

◆ショット軸に好スコア 優作
 宮里優作が出入りの激しかった初日から一転、4バーディー1ボギーの好スコアをマークした。「ティーショットが昨日より前に飛ばせ、ピンも狙えた」と、ドライバーなど安定したショットを軸にスコアメーク。通算1アンダー、23位へ順位を上げ、追い上げムードで決勝ラウンドを迎える。

 前半は三つのバーディーを奪い、ボギーはなかった。ティーショットでフェアウエーをしっかりと捉えることができ、リズム良いゴルフとなった。「ピンを狙えるチャンスホールをしっかり取ることができた」と納得のプレーとなった。

 ただインに入った後半、バーディーが止まった。「(後半は)もう少しいけたかな」とフェアウエーを外したショットやパットの出来を反省する。しかし、最終9番(パー4)は、2打目をピンそば2メートルほどにつける鮮やかなアプローチを披露。バーディー締めでギャラリーを沸かせた。

 「なんとか予選を通過できた」。ホストプロとしての責任も果たし、「悪い時でもベスト10に入ることが大事だ」と賞金王争いへ気持ちを奮い立たせる。現在賞金ランキング1位の小平智に1打差まで迫った。「どこかでいい流れをつくれれば」と上位進出を狙う。
(喜屋武研伍)

◆芝の長いラフに2日目も苦しむ 正岡、際どく予選通過
 1日目、ティーショットが不安定でフェアウエーキープに苦しんだ正岡竜二が、2日目も十分に修正できなかった。3バーディー5ボギーと出入りの激しいゴルフとなり、通算3オーバーの51位で際どく予選を通過した。「最悪だった」と苦々しい口調でこの日のラウンドを振り返った。

 前半1番以降、ショットに加え、芝の長いラフにセカンドショットも苦しめられた。グリーン上も硬いバミューダ芝でボールが速く、止まらない。1日目と同様の「攻めようがなかった」との言葉に、思うようなプレーができないいら立ちも見えた。

 「ちょっとでも上(の順位)にいかなきゃ」。シード権獲得が懸かる今大会で、3日目以降の巻き返しを誓った。