コラソン、僅差で敗戦 湧永製薬に19―20 JHL


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 日本ハンドボールリーグ(JHL)の琉球コラソンは5日、山梨県の緑が丘スポーツ公園体育館で湧永製薬と対戦し、19―20で惜しくも敗れた。通算成績は4勝7敗となった。

 前半、コラソンは石川出、名嘉真吾を中心とした攻撃で得点をするも、相手の高い守備とGKのセーブに阻まれ、得点が伸び悩んだ。守備では厳しい横一線守備とGK内田武志の好セーブが決まり、8―8で折り返した。

 後半は序盤の連続得点で試合を有利に進めたが、23分に追い付かれ、28分には連続ゴールを決められた。29分に仲程海渡が7メートルスローを決めたものの、わずかに及ばなかった。

 コラソンの次戦は11日午後6時から、浦添市民体育館でトヨタ車体と戦う。

湧永製薬 7勝4敗
20―19(8―8,12―11)
琉球コラソン 4勝7敗

◆続く「1点差負け」

 試合残り3分まで同点で、勝利はどちらに転ぶか分からなかった琉球コラソン―湧永製薬。最後は逃げ切られる形で湧永製薬に軍配が上がり、コラソンは3日の大同特殊鋼戦に続き1点差での惜敗となった。水野裕紀選手兼監督は「勝てるチャンスがあっただけにもったいなかった」と悔しさを表した。

 前半からコラソンは激しい横一線守備と、この日のシュート阻止率48・6%と好セーブを見せたGK・内田武志の活躍などで簡単にゴールを許さなかった。攻撃でも中央から石川出、サイドを名嘉真吾を中心に攻め、得点を重ねる。しかし湧永製薬の高さのある横一線守備やGKの堅守に阻まれ、得点が伸び悩み8―8で前半を折り返した。

 ハーフタイムに速攻の形を確認したコラソン。後半序盤から牧山仁志のシュートからの3連続得点で試合を有利に進めた。しかしパスカットやコンビネーションのミスから湧永製薬に反撃のチャンスを与え、23分過ぎに同点に追い付かれる。28分過ぎには守備の隙を突かれ強引に連続でシュートを決められた。

 11日には約2カ月ぶりのホーム戦を迎える。相手は格上のトヨタ車体。水野選手兼監督は「いいプレーもできているので、ホームでなんとしても勝ちたい」と意気込んだ。