【中国時報】カイロ宣言記述、教科書修正要求 民進市議「歴史認識誤り」


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 民進党の台南市議・李文正らは高校の歴史教科書の「カイロ宣言」の記述に誤りがあるとし、記者会見を開き、修正を要求した。

 「カイロ宣言」は1943年11月、中国国民政府の蒋介石、米国のルーズベルト、英国のチャーチルがエジプトのカイロで行った会議で、第2次世界大戦の連合国の対日方針を定めたものだ。現行の教科書では、「カイロ宣言の主張に基づいて日本は台湾を中華民国に返還することに応じた」とある。一方、市議らの主張は「カイロ宣言」は署名もない新聞の公報にすぎず、「カイロ宣言」が台湾光復の鍵となったという言い方は、台湾人をだますうそだと述べている。

 現政権の民進党は、外交部の解釈では「カイロ宣言」は法律的有効という判断には変わりはないとしている。