小野寺氏「1人推進候補が当選」 辺野古新護岸着手 地元説明し継続


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小野寺五典防衛相

 【東京】小野寺五典防衛相は7日の閣議後会見で、米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設で新たな護岸工事に着手したことについて、今回の衆院選沖縄選挙区の結果に触れ「4人中1人であるが、推進の候補が当選した」と前置きした上で、地元に説明しながら工事を継続する考えを示した。

 小野寺氏は衆院選で計画に反対する候補が選挙区で3人当選したことなどを問われ、前回衆院選沖縄選挙区では「4選挙区全てで残念ながら、辺野古移設を進める候補が反対派の候補に敗れた」とした上で、今回の結果に触れた。

 新たな護岸建設区域には希少なサンゴが見つかっている。サンゴへの影響については、工事着手前に水の濁りや水温の予測シミュレーションを実施し、工事に伴うサンゴへの影響はないとの結果が得られたとして、工事を継続するとした。【琉球新報電子版】