「核兵器無くすため立つ」 沖縄県民共闘会議11月13日結成総会


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共闘会議への県民の参加を呼び掛ける山内徳信・共同代表(右から3人目)ら=8日、県庁

 9月に設立された「核兵器から命を守る県民共闘会議」が、13日午後6時30分から沖縄県の嘉手納町中央公民館で結成総会を開く。核の有無を調べる米軍基地内への立ち入り調査を政府や県に求めることや、全県的な核撤去運動を促進する方針を確認する。沖縄と核について専門家の講演もある。広く県民の参加を呼び掛けている。

 共闘会議は、9月のNHK番組「NHKスペシャル 沖縄と核」で、1300発の核兵器が沖縄に貯蔵されていたことや、米軍那覇飛行場で核弾頭搭載のミサイルが誤発射された事実が明らかになったことを受け設立した。

 結成総会では「核持ち込みの有無・嘉手納弾薬庫の立ち入り調査を強く要求」などを盛り込んだ総会宣言を採択する予定。核兵器禁止条約への加盟や、有事の際は沖縄に核兵器を持ち込み可能とした「核密約」の破棄なども求めていく。米軍基地の情報開示請求や、講演会や抗議集会の開催、各政党や団体にも協力を呼び掛けた全県的な核撤去運動も進めていく。

 総会を前に8日に県庁で会見した共同代表の一人の山内徳信元読谷村長は「沖縄から核兵器を無くすために立ち上がりたい」と強調した。

 総会は資料代500円。問い合わせは共同事務局の平良眞知さん(電話)070(5487)7401。