米国のハガティ駐日大使が、沖縄県を訪問して翁長雄志沖縄県知事と会談する方向で調整が進められていることが10日、分かった。
翁長知事は、辺野古の新基地建設に県民の多くが反対していることや、東村高江での米軍ヘリ炎上といった事故が相次いでいることなど、沖縄の過重な基地負担の現状について訴える見通し。
関係者によると、ハガティ大使は13日にも沖縄を訪れ、県庁で知事と会談する方向で調整が進められているという。
翁長知事は、6日の日米首脳会談で両首脳が名護市辺野古の新基地建設工事を推進することを改めて確認したことについて「大変不満で残念」と批判しており、移設に反対する考えもハガティ大使に伝えるとものとみられる。
ハガティ大使は8月に日本に着任した。10月に沖縄県を訪れたが、両者の会談は実現しなかった。【琉球新報電子版】