1800人、芸能など満喫 中城文化まつり


この記事を書いた人 平良 正
中城文化まつりのトリを務めた県指定無形民俗文化財の伊集の打花鼓 =12日、中城村の吉の浦会館

 【中城】沖縄県中城村の中城文化まつり(同実行委員会)が12日、最終日を迎えた。会場となった吉の浦会館(舞台部門)と護佐丸歴史資料図書館(展示・体験部門)には2日間で村内外から1800人以上が訪れ、中城の文化、芸能を楽しんだ。まつりには村内で活動する個人や団体から360人が出演した。

 最終日のトリは県指定無形民俗文化財の伊集の打花鼓(たーふぁーくー)が務めた。中国風の服装を着た出演者によるドラ鉦(かね)や太鼓の独特な演舞に合わせて観客が手をたたくなど、会場は盛り上がった。

 村海外移住者子弟研修生の梶原ロバートさん(31)=米国ハワイ州4世=は「文化まつりは、とてもすごかった。中城のことは少しは知っているが、もっと学びたいと思った。帰国したくないね」と笑顔を見せた。