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【糸満・北大東】12日に沖縄県糸満市で開かれた第24回市健康福祉まつりに、北大東村食生活改善推進員協議会が初めて参加した。同協議会は北大東村内で村民の健康づくりに励んでいるが、2017年度から南部地区の活動にも取り組もうと、参加を決めた。会長の宮城貴美(きみ)さん(58)は「赤ちゃんからお年寄りまで、地域住民の健康づくりのために頑張りたい」と意気込んだ。
県南部保健所によると、南部地区では浦添市や豊見城市、糸満市など6市町村で食生活改善推進員協議会が活動しているが、離島は北大東村だけという。
北大東村食生活改善推進員協議会のメンバーは講座を受講後、15年に村から委嘱され、現在は20代から50代までの7人が活動している。
村内ではお母さんを対象にしたお菓子教室などを開催。住民健診で減塩みそ汁を紹介したり、単身赴任者向けに缶詰を使った簡単調理を指導したりしている。年2回「食改だより」も発行し、野菜の冷凍法や調理法なども紹介している。現在は郷土料理の大東寿司の作り方を中学生に教える講座も企画しているという。
糸満市健康福祉まつりでは、南城市食生活改善推進員協議会と「野菜350グラム測定」を実施。さまざまな野菜を1日に必要な350グラム以上になるよう組み合わせる体験コーナーを担当した。宮城さんは「これからもできる範囲で健康維持のお手伝いをしたい」と笑顔を見せた。