ゆがふG、売上高 初の200億超 土木、県外向け好調


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【名護】本島北部で建設業やホテル業などを営む「ゆがふグループ」(前田裕継CEO)は17日、2017年9月期の連結決算を発表し、公共工事を含めた土木などが好調でグループ5社全社が過去最高の売上高を計上した。グループ5社の単体合計ベースで売上高は前年比12・7%増の211億9700万円と初めて200億円を超えた。経常利益は同16・3%増の13億9000万円だった。

 連結ベースでの内部取引を控除したグループ売上高は前年比7・7%増の198億4500万円、経常利益は同22・3%増の11億2800万円だった。18年9月期は単体合計ベースでグループ全体の売上高を235億円、経常利益14億円を目標とした。

 グループをけん引する屋部土建の売上高は前年比13・4%増の160億4400万円、経常利益は同27・6%増の8億8500万円。今期から鹿児島県鹿児島市に事業所を開設し、九州・奄美圏の工事受注も始め、既に1件の受注があった。

 ホテル業の前田産業の売上高は前年比3・8%増の29億7200万円となったものの、経常利益は同9・8%減の2億7500万円の増収減益となった。

 同日の株主総会では、新たな常務取締役に長山博明氏(56)を信任した。