平和祈念公園内で竜巻か プレハブ損壊、倒木も


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
突風で根こそぎ倒されたモモタマナの木。平和の礎の石碑に乗りかかっていた=18日午前、糸満市摩文仁の平和祈念公園(上原修撮影)

 糸満市摩文仁の平和祈念公園内で18日午前、突風の影響とみられるプレハブ損壊や倒木などの被害が確認された。沖縄気象台によると、17日夕から夜にかけて、本島で竜巻注意情報が出ており、竜巻が発生した可能性もある。同園は安全確保のため終日閉園となった。

 同公園内の県平和祈念資料館でも窓ガラスが割れる被害が出ており、同館は19日も臨時閉館を決めた。

 18日午後、沖縄気象台は職員を派遣し、現地調査を実施したが、突風の原因については「竜巻の可能性があるものの特定には至らなかった」と発表した。気象台によると、沖縄地方は17日、湿った空気の影響で大気が不安定となっており、荒れた天気だった。突風が発生したのは17日午後7~8時ごろとみられる。