デイゴス3発完封 サッカー九州女子1部


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 サッカーの第20回九州女子リーグ1部第12戦は18日、糸満市西崎陸上競技場で行い、リーグ1位の琉球デイゴスは東海大福岡高校と対戦し、3―0で快勝した。通算成績は8勝3分け1敗。次戦は12月2日午後3時から、嘉島町総合運動公園多目的球技場で秀岳館高校(熊本県)と戦う。

 同リーグ2位のヴィクサーレ沖縄FCナビィータは19日午前11時から、南風原町の黄金森公園陸上競技場で東海大福岡高校と対戦する。

琉球デイゴス
 3―0(2―0,1―0)
東海大福岡高
▽得点者【琉】渡辺樹里、青島雅、山崎江梨香

◇首位堅守 初V前進 残り2戦、攻守隙なし

 リーグ1位の琉球デイゴスが3―0で東海大福岡高校を下し、2連勝した。中央から両サイドへパスをつなぎ、素早いドリブルで切り込み相手を終始圧倒。勝ち点を27に伸ばし、残り2試合のリーグ初優勝に一歩近づいた。

前半15分、強烈なシュートで先制ゴールを決める琉球デイゴスの渡辺樹里=18日、糸満市西崎陸上競技場(花城太撮影)

 前半15分、DF比嘉ちなつの浮き球のクロスパスにいち早く反応したFW渡辺樹里がゴール前で受け取り、右足を振り抜くと、ゴール右隅を捉え、先制した。勢い付いたデイゴスは、6分後にFW青島雅が続き、試合終了間際にはDF山崎江梨香が3点目をねじ込み完勝した。

 東海大福岡高校には、4月の開幕戦で3―0と圧勝した。この日は、攻撃の要となる相手中央のFW2人をマークして攻撃を阻み、両サイドもプレスをかけて攻め入る隙を与えなかった。逆にデイゴスは両サイドからの攻めに加え、中央からの浮き球の縦パスで相手のDFを翻弄(ほんろう)した。

 シュート数はデイゴスが10本、相手が7本。敵陣に攻め込む時間も長く「決定力が上がっている」(主将・金城奈苗)と話す。残り2試合。「1試合1試合勝ちにこだわりたい」(金城)と気の緩みはない。優勝へ向け貪欲に勝利を狙う。(喜屋武研伍)